オリジナル人物設定の第１弾。カディオの精霊術士時代の友人たちです。
なお、こちらの設定も場合に応じて変更となります。


アリオン

　第１守護精霊であり、土を司る。
７人のなかでは唯一好んで狼の姿を取る。（人間体も可能）カディオと最初に契約した精霊でもある。
狼ではあるが空を飛ぶことも出来、またその大きさも自由に変えれる。
ある程度の滞在を終えると次に旅立つ彼を仲間たちは“大地の旅人”と呼ぶ。
カディオと最初に契約した故か七人の中で最も忠実であり、その命令に（基本的）に逆らうことはないが、カディオに害なすものがあるならば、その命令に反してでも助けようとする。
実は狭いところが苦手だったり。

ドリー　

第２守護精霊であり木を司る。７人の中では一番の年長者。元はリカルドと契約していた。
おっとりしていて姉御肌の彼女だが、唯一の（もはや悪趣味）と言って良いのが実験。
ターゲットになりやすいのはイリトやウィル。
そのため仲間からこっそりと“森の魔女”とも呼ばれているとかいないとか。
普段は気に入った森に定住し、あまり動こうとはしない。
現在木竜術士でもあるカディオとは、木の絡み故かよく連絡を取っている。
（他の属性でもある仲間たちより、木の精霊である自分が連絡を取った方が竜たちに悪い印象を与えないだろうという配慮から。）
カディオのことを誰よりも心配している。
　　　　
シルフィー

　第３守護精霊で司るは風。風の性質故か一カ所にとどまることを嫌い常に移動している。
アリオンとはまた違って旅人である彼女を“自由な旅人”と呼ぶ。
例え正しい道であろうとも、こっちのほうが面白そうという理由だけでふらふら移動するので期日までに目的地に着いたことがない。例えそこが人の街でも躊躇はない。
社交的で最も人付き合いの良い彼女だが、なぜかトラブルメーカーという異名を持つ。
彼女が関わって無事に済んだことがないため、ドリーの実験も免除されているという強者。
むしろ――シルフィーが実験に関わると大事になる。

アクア

第４守護精霊。司るは水。７人のなかで一番内気なでかつ臆病。
普段は故郷の海に閉じこもって出てこようとしないが、ドリーやシルフィーによく連れ出されている。
実は人間嫌いでカディオやリカルド以外は大嫌いと常に主張する。
また、生来の臆病さ故人前に出ると絶対に誰かの後ろに隠れてしまう。
華やかなデザインを考えるのが得意で、服や小物など常にデザインを考えている。
また、音楽や絵画を何よりを好む彼女の異名は“静かなる芸術家”
なぜか自分と対照的なシルフィーと最も仲が良い。
内気でおとなしい子だが、実はキレると一番怖いのはアクアだったりする。

イリト

第５守護精霊。司るは火。７人のなかでは過激でお茶目な人。
火の資質なのか、かなりの方向音痴の上に記憶力も悪かったりする。
彼とシルフィーを組ませて迷わなかったことがないばかりか、行く先々で必ず大騒動を引き起こしている。
本来は火山などに定住しているが、家にたどり着けずに迷子になることが多く家にいたためしがない。
過激ではあるが実は最も頼れる兄貴的な存在。
細工や鍛冶は得意だが細かなデザインを考えるのが苦手。なのでもっぱらアクアに頼っている。
そんな彼の異名がなぜ“爆発の芸術家”なのか、それはまだナイショ。

 
ウィル

第６守護精霊。司るは光。７人の中では最もわかりやすい人で腹黒い人。
シャルドの右腕でありストッパー、ある意味苦労性。
世界で最も早く朝日の昇る場所に滞在している。
シャルドが根っからカディオ重視のためにメンバーの段取りをするのは彼の役目。
それぞれの性格をしっかりと把握し、うまくいくように誘導している。
アクアと違って人嫌いではないが、契約にかかった時間は一番長い。
それでも今は何よりもカディオのことを優先している。
実は彼はこっそりと“最終兵器”と呼ばれている。なぜそうなったのかは誰も語らない。

シャルド

第７守護精霊。司るは暗。７人のなかではリーダー的存在。
冷静沈着でカディオバカと言われる彼だったが、カディオに言わせるとお説教焼きの心配性とのこと。
世界で最も日の短い場所で定住している。冷静沈着に見えて、実は泣き落としに弱い。
特にドリー＆シルフィー＆アクアに頼まれたら（脅されたら）絶対に断れない。
実はこの三人組に勝てるのはいないとも言うが。
最も精霊たちから恐れられ、孤独であった精霊だったが、なぜかカディオは近づいていき契約した。
同情だったのか哀れみだったのか。それとも他の何かだったのか。
それはカディオとシャルドのみが知っている。
彼の通称は“黒き隠者”という。