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設定について


 コーセルテル。それは竜と竜術士と獣人と精霊が暮らす楽園。
そこに暮らす人は、竜術士と呼ばれる(原作では見習い含め9人)竜の力を借りて術を使う人のみ。
ただし、彼らは竜の力を借りる代わりに竜の子を育て守るのです。
この物語は楽園で暮らす竜と人との物語。

 あまりネットでは作品を見かけませんが、つい手を出してしまいました。
ここで取り扱うのは月歌想でおそらく唯一のBLとなるミリュウ×カディオ。
(薔薇のマリアはBLと言っていいのか微妙なので)
ただし、18禁になるようなネタは無理なので友情以上恋人未満になりそうです。

 ねつ造設定&オリジナルキャラクターが多く登場しますが、それでもいいという方
読んでいただけたら幸いです。


  ここからは思いついた設定を順に載せていきます。いきなり変更になる可能性もあります。

 守人

 コーセルテルを守る者。侵入者を追い返し、その記憶を奪う者。
ただし、相手が一人ならば問題はない。それが国がかりの大人数の場合に守人が真の役目を発揮する。それは侵入者を殺すこと。
そのために守人は竜術士の中でも外からきたものが選ばれる。
それはコーセルテル生まれと違って戦いを経験したことがあるものがいるから。
今代の守人は木竜術士がつとめている。ただし、戦闘に関して竜術を使ってはならない。
カディオが選ばれたのは竜術以外の戦う術を持っているから。
守人の役目にだけは竜術以外の術を使うことが許されている。
その役目は、知らずのうちにカディオの心を蝕む。

共鳴術

 ―――世界と深く関わることで、誰もがその本質を操ることが出来る―――

 元は誰もがこの術を使えたという。世界の理に、力に、そして全てに触れることで奇跡を起こす術。
その術を使う者は、ただ言葉を述べるだけで発動できたという。それは言葉そのものに力が宿っていた故。
その扱いの難しさ故に廃れて今は伝える者は誰もいない。言葉を言うだけでは発動しないという欠点がある。
世界に流れる力を知り、その力と自分自身が一体化することではじめて発動する。
一度は廃れた術だが、現代になって精霊術士リカルドが研究を行いその基礎を復活させた。
だが世界の本質を真に理解することは出来ず、彼でさえごく初歩の共鳴術を行うだけであった。
術の基本は呪文であり、基本は単語(燃えろ。光よ。眠れなど)それを組み合わせて文章を作っていくことでより力を発揮する。これは文が長く続くほど、世界の本質をつないでいくことができるからと考えられるため。
本質を知り、自分自身と一体化出来る者だけが真に共鳴術を扱える。
かつては誰もが使えた術だが、今は竜も精霊も人も使うことが出来ないとされる。
ただ、リカルドの愛弟子がその術を実戦したと言われるが真偽のほどはさだかではない。


 守護精霊

 一般的には精霊術士と契約した精霊のことをいう。
精霊術には契約制度というものがあり、その契約をすることで場を離れた精霊に力を与えることが可能になる。
これにより精霊は場から離れても行動でき、また術士がそばにいることでより強力な力を得ることが出来る。
他にも術士と感覚をつなげることが可能となり、意志のやりとりも行える。
欠点として、契約の都合上で術士と精霊の関わりはより密接になり、精霊の受けた傷などを術士が肩代わりすることになる。(これは”犠牲の鏡”と呼ばれる。)
また契約することの出来る精霊は一人の術士につき一人が限界とされる。
これは精霊に力を分け与える契約の都合上、一人以上は術士が保たないとされるため。
そのため一属性に偏りが生じ、応用性は効かなくなる。
守護精霊は自らの意志によって術士と契約する。そのため術士との関係は良好であり密接なものである。

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